基本的にサーメの人々がククサの材料として使っていたのは白樺のコブになります。
ただ、白樺のコブは貴重な材料なので高値で取引がされています。
日本に入荷するコブ材のククサは少なくなり、以前と比べてかなり高い販売価格になっています。
最近では、色んな材料を使ってククサが作られているのでご紹介したいと思います。
基本的にサーメの人々がククサの材料として使っていたのは白樺のコブになります。
ただ、白樺のコブは貴重な材料なので高値で取引がされています。
日本に入荷するコブ材のククサは少なくなり、以前と比べてかなり高い販売価格になっています。
最近では、色んな材料を使ってククサが作られているのでご紹介したいと思います。
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フィンランド地方のラップランドに住むサーメの人達は主にバハカと呼ばれる白樺のコブを使ってククサを作っていたようです。
白夜のあるフィンランドは冬の気温はマイナス51.5 ℃を記録したことがあるほど、とても寒い地方です。
そんな気候の険しい場所に生えている白樺木は一年を通して風雪で木の幹が傷つくことが多く、それを修復するために自然とコブができるそうです。
一般的に白樺のコブの部位は強度が高いので、コブ材を切り出してククサは製作されています。
ごく稀に、下の写真のようなハッキリとした玉杢模様のククサが入荷することもあります。
ヴィサコイブの特徴は木目に独特の模様があり、とても美しくフィンランドではかなり貴重で珍重される白樺材です。
白樺の変種のようで、樹幹がモコモコと肥大化するのが特徴です。
白樺のコブ材よりも希少価値があり高価であるために材料としては使うことは殆どありません。
コブ材と同じく耐久性や硬度にも優れ、何よりもましてその美しい木目はまさに別格です。
スウェーデン製のククサの多くはハンノキで作られたものが多いので、スウェーデン地方のラップランドに住むサーメの人達は主にハンノキを素材に使っていたと思われます。
ハンノキは白樺の木と同じカバノキ科に属します。
ケルト文化圏ではハンノキは妖精の国へ続く道を守る木ともされているそうです。
白樺のコブと比べると木質は硬く、油や水分が染み込みにくい感じです。
強度的にも強いような感じを受けます。
最近は日本産のマカバや杉などを使ってククサを製作して販売されているところもあるようです。
材質や生産国にこだわらなければ、そのようなククサを手に入れてみるのも良いのでないでしょうか?
価格も千円台から雑貨屋さんなどで売っています。
中国産の白樺の幹を使った安価なククサも登場しております。
見分け方は写真のようにカップの表面に枝が生えていた跡(年輪)が見えるものはコブ材ではありません。
安価なククサの多くはポリウレタン塗装がされているので、使用するにつれて塗装が剥げてきます。
コーティングが剥がれた部分は水濡れに弱くなるのでご注意ください。
あと、自分でククサを製作してみるってのも楽しいかもしれませんね。
以下は、自分で作るヒノキを使ったククサキットです。
以下は、何の材質(木材)で作られているのかは不明ですが、アマゾンさんでは格安のククサも販売されていますね。
こちらはポリエステル樹脂でできたククサです。
コップとしてではなく、小物入れや、植木鉢として使えるみたいです。
最近は登山やキャンプなどで野外で使用される方も多いです。
自然の中で使うククサは、自然素材の良さを感じます。
木製の器やスプーン、フォークなど温かみのある食器に盛り付けられた料理は、とても美味しく感じますね。
人工物には出せない暖かな味わいがあります。
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【ククサ】
しあわせを運んでくると言われているククサ。
最近は登山やキャンプなどでククサを野外で使用される方も多くなってきているようです。
大自然の中での休憩中に使うククサは、自然素材の良さを実感すると思います。
木製の器やスプーン、フォークなど温かみのある食器に盛り付けられた料理は、とても美味しく感じますね。
人工物には出せない、なんとも暖かな味わいがあります。
tabinchuya
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